どうも!資格取得サラリーマンのKachiです!
「大企業」とか「一流企業」と聞いてどんなイメージを持ちますか?
☑️ 高学歴じゃないと就職できないんでしょ?
☑️ 優秀な社員が多い中で出世競争が激しそう
☑️ 年収は高めだけど激務なんでしょ?
などなど、色々なイメージを持たれるかと思います。
私は、早稲田大学を卒業後、東証1部上場企業へ新卒で就職し、現在に至ります。
入社3年目くらいからは転職活動も継続しており、大企業に勤務するメリット・デメリットが見えてきたので、一旦まとめておきたいと思います。
これから就活を控えている大学生や大企業へ転職を検討している方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただけると嬉しいです。
それでは、さっそくいってみましょう!

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早稲田大卒。東証一部上場企業の営業マン。1児の父。
仕事・育児・資格勉強の両立に挑戦中。
日々の学びを週2回ブログ(土日更新)で発信しています。
目標は士業として独立すること。
趣味はホテルステイ。アメックス・プラチナ特典をフル活用。
【取得済み資格】
・行政書士
・ビジネス実務法務検定2級
・FP技能士2級
・AFP(ファイナンシャルプランナー)
・ITパスポート
【勉強中の資格2021】
・社会保険労務士
・簿記2級
そもそも”どこからを”大企業と呼ぶのか?
まずここからですよね。
「何をもって大企業っていうの?」という基準を合わせておきたいと思います。
実際のところ、”大企業”という明確な定義はないというのが実情です。
一方で、中小企業や小規模企業者は、中小企業基本法で以下の通り定義されています。
したがって、ここに該当しないものを”大企業”だとすることが一般的かと思います。
業種にもよりますが、「製造業であれば資本金3億円超、従業員300人超」が大企業ということになります。
「え、上場してるかどうかって関係ないの?」
と思われるかも知れませんが、結論、関係ありません。
プレミアムモルツや伊右衛門でお馴染みのサントリーを見てみましょう。
✅ 資本金:700億円
✅ 従業員数:約40,000人
✅ 連結売上収益(酒税控除後):約2兆1,000億円
これを見れば誰がなんと言おうと大企業です。
でも実は、サントリーは株式市場に上場していないのです。
このように会社の規模が大きくて認知度も全国区なのに上場していないというパターンは他にもあります。
大企業に勤務するメリット
大企業に勤務するメリットとしては、以下の3つが挙げられます。
✅ 給与水準が高めの傾向にある
✅ 企業の看板を借りることができる
✅ 福利厚生が充実していて安心
それではさっそくみていきましょう!
給与水準が高めの傾向にある
下世話で恐縮ですが、やっぱり気になるのが給料事情ですよね。
業種や職種によって違いはあるものの、実際、中小企業より大企業の方が給与水準が高めの傾向にあります。
売上が大きくしっかり利益も取れているので、社員に”給与”という形で還元する余力があるということです。
その違いは、初任給やボーナス支給係数(年間○ヶ月分)を比較することで確認できますが、厚生労働省が公表しているデータでも確認してみましょう。
こちらは令和2年賃金構造基本統計調査 より抜粋していますが、男女のいずれをみても、企業規模が大きいほど賃金が高くなる傾向にあることがわかります。
企業の看板を借りることができる
大企業は知名度が高く、取引先が多いので非常に仕事を進めやすいと思います。
少々、極端ですが、初めての取引先に新入社員が訪問しても普通に仕事が成立します。
私は営業マンとして勤務していますが、アポイントを断られた経験は一度もありません。
相手が、いち担当者であろうと、社長であろうと、用件があれば会いたい人に会うことができます。
「〇〇という会社で〇〇という事業をしておりまして〜〜〜」と説明している途中でアポイントを拒否されたみたいな苦労は少ないと思います。
また、仕事とは直接関係ありませんが、銀行でのローン審査やクレジットカードの審査も通りやすいと言われています。
私の同期が入社していきなりマイホームを購入していたので、「まだ学生気分が抜けないやつにローンがおりるんだ」とびっくりしたのを覚えています。
福利厚生が充実していて安心
大企業は財務状況に余裕があるので、福利厚生が充実している傾向にあります。
これこそ企業によりけりですが、保養所を利用できたり、健診や旅行の際に補助が出たり、自社株制度があったりと、給与以外で受けられる恩恵がたくさんあります。
その他にも見逃せないのが”休暇”に関するものです。
有給休暇はもちろんのこと、時間有給や育休、産休、介護休...etc、さまざまな名前の”休暇”を取得することが可能です。
最近は社員の有休消化率を公表する機会も増えているので、外部からの目に晒されることの多い大企業は、真剣に取り組みを始めています。
「○月○日休んでいいですか?」と聞く前に、上司から「毎月1回は休みとってね!」と言われる感じです。
休んでも特にやることがないので、私は年末年始にまとめて休みを取っています。
大企業に勤務するデメリット
大企業に勤務するデメリットとしては、以下の3つがあげられます。
☑️ 評価体系が年功序列
☑️ 転勤が多く住居が定まらない
☑️ 他社でも通用するスキルが身に付きにくい
それではさっそくみていきましょう!
評価体系が年功序列
これは想像に難くないと思いますが、未だ日本企業には”年功序列”が色濃く残っています。
もともと”終身雇用”を前提とした仕組みなので、若い頃は”仕事量>給与”、定年に近づくにつれて”仕事量<給与”となるようデザインされています。
したがって、どんなに優秀で会社の利益に貢献したとしても、評価体系が整っていなければ、年齢を重ねるほかに給与をUPさせる方法がないということになります。
実際、これらの仕組みは現代社会には合わなくなってきており、トヨタ自動車の豊田社長が「終身雇用の維持は難しい」と発言するほどです。
「トヨタが無理なら日本中の企業が無理でしょ」と思うのですが。依然として”年功序列”が色濃く残っている企業が多いというのが実情かと思います。
ちなみに私の周りでは、”やる気があって優秀な人”ほど大企業を飛び出して実力で評価される企業&職種へ転職しています。
転勤が多く住居が定まらない
最近は”ジョブ型雇用”という言葉も浸透してきましたが、日本企業のほとんどは”メンバーシップ型雇用”を採用しています。
就活の時によくみる”総合職”みたいなやつですね。
人事・総務・法務・経理・マーケティング・企画・営業..etc、入社するまでどこに配属されるかわからないって、今考えても謎でしかないです。笑
自分が”どんな職種でどんな業務をどこでするのか”は人事次第なので、転勤や職種転換を命じられれば従うほかありません。
おまけに、”その辞令がいつ出るのか”すらわからないわけですから、住居が定まらないというのが最大の不安要素かと思います。
他社で通用するスキルが身に付きにくい
大企業は人材が豊富なので、頻繁に人事異動が行われます。
仮に営業からキャリアをスタートし、マーケティング→人事⇨総務...etcと異動したとします。
現在の勤務先では”オールラウンダー”のような重宝された存在になるかも知れませんが、転職市場では”専門性がわからない不思議な人”になってしまう可能性があるのです。
また、メリットでもお伝えしたように、大企業はブランド力があるので非常に仕事を進めやすいです。
ただ、一方で、”企業の看板を借りている”という意識が欠落しているのは非常に危険です。
輝かしい功績たちは”自分の実力ではなく会社のブランド力のおかげ”かも知れないからです。
会社に頼らずに”個人として”同じような成果を上げることができたのかを考える癖をつけると、自分を過大評価して痛い目に遭うことが少なくなると思います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、大企業で働くメリット&デメリットについて私の経験を元にご紹介しました。
ありがたい恩恵を受けられる反面、仕事の成果を自分の実力と勘違いしてしまうリスクが潜んでいることには注意が必要です。
今や、天下のトヨタ自動車でも終身雇用を維持できない時代に突入しました。
これからやってくる大転職時代に生き残っていくためには、何を意識して仕事をすればいいのか、真剣に考えていくことが重要だと思います。
少しでも皆様の参考になれば幸いです。
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では、また!