どうも!資格取得サラリーマンのKachiです!
今回から実際の勉強法について解説していきたいと思います。
行政書士試験はかなりのボリュームですが、気合を入れすぎには注意が必要です。
いきなり全てを覚えることは不可能だからです。
問題演習を繰り返すと「重要な論点」が自然とわかるようになります。
本気で暗記をするのはこの段階になってからで十分です。
まずは、全体像を把握するために、テキストを読み切ることに重点を置きます。
それでは、早速いってみましょう!

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早稲田大卒。東証一部上場企業の営業マン。1児の父。
仕事・育児・資格勉強の両立に挑戦中。
日々の学びを週2回ブログ(土日更新)で発信しています。
目標は士業として独立すること。
趣味はホテルステイ。アメックス・プラチナ特典をフル活用。
【取得済み資格】
・行政書士
・ビジネス実務法務検定2級
・FP技能士2級
・AFP(ファイナンシャルプランナー)
・ITパスポート
【勉強中の資格2021】
・社会保険労務士
・簿記2級
テキストは辞書がわりに使う
勉強を開始するにあたり、テキストを買い揃えるかと思います。
私は早稲田経営出版の合格革命シリーズを使用していました。
このタイミングは最もやる気の高まっている時期とも言えます。
☑️ めちゃくちゃ分厚いテキストだけど絶対読み切ってやる!!!
☑️ 毎日〇〇ページ読み進めれば〇〇日で読み終わる!!!
と私自身が意気込んでいたのをよく覚えています。笑
そのやる気は素晴らしいのですが、テキストの読み方に注意が必要です。
最初から最後まで順番通りに読み進める必要もなければ、一字一句逃さず全てを拾う必要もありません。
なぜなら、試験で問われるのはテキストのほんの一部だからです。
受験の目的は「テキストを暗記すること」ではなく、「試験に合格すること」のはずです。
極論、合格点を取るために必要な知識だけ覚えていればOKです。
という方もいらっしゃると思います。
でも大丈夫です。
初めからわかっている人なんていませんので。
という質問が想定されますが、残念ながらテキストを読んでいるだけではわかりません。
詳細は次回に譲りますが、鍵となるのは問題演習です。
問題演習を繰り返すことで、よく出る論点が自然とわかるようになります。
現時点では、分からなくて当たり前なので、不安に思わなくてOKです。
まずは全範囲を読み切ることを最優先に
さて、ここからが本題です。
テキストを読む上で最重要なのが「全範囲を読み切ること」です。
☑️ 暗記しなくていいの?
☑️ 全く頭に入ってないけどいいの?
という疑問もあろうかと思いますが、全然OKです。
とにかく全範囲を読み切ることを優先してください。
理由は単純で、「試験の全体像を把握しなければ作戦の立てようがないから」です。
もう少し詳しくお話しします。
行政書士試験は大まかに以下の範囲で構成されています。
✅ 憲法
✅ 民法
✅ 商法
✅ 行政法
✅ 基礎法学
✅ 一般常識
テキストを読む前にどこの分野に注力するべきかわかりますか?
逆にどの分野は少し手を抜いてもいいかわかりますか?
初めて受験する方には見当もつかないと思います。
繰り返しになりますが、重要なのは全体像を把握することです。
まずは眺める程度でもいいので全範囲を読み切ってください。
その過程で、「行政法はボリュームが多いな」とか「民法は物権関係が難しそうだな」とか色々な感想を持つはずです。
実はこの「感想」が今後の勉強で非常に重要になります。
「行政法はボリュームが多かったけど、試験でも配点も大きいんだな」とか「民法の物権関係は図に表すと理解しやすいな」といった具合で、理解がどんどん深まっていくからです。
読み進める過程で、
みたいな事態も想定されます。
私自身も何度も挫折しかけました。笑
ただ、思い出して欲しいのが、「まだ1回目のテキスト読み込み」だということです。
初めから全てを理解できるのは一部の天才か、基礎となる法律知識がある方のみです。
2回目の読み込みや問題演習を通じて必ず理解できるようになりますので、まずは全範囲を読み切ることを目標にしてみてください。
2週目は問題演習を組み込みながら精読
1回目の読み込みが終わったら、すぐに2回目に入ります。
この時点では、
と不安に思われるかもしれませんが、全然大丈夫です。
1回目の目的は「全体像を把握すること」だからです。
「各章ではどんな内容が触れられているのか?」がざっくりとでもわかればOKです。
では、2回目の読み込みでは何を気をつければいいのか?
ポイントは大きく2つあります。
✅ 要するに何?と問いかけながら読む
✅ 章末の問題に取り組んでみる
もう少し詳しくみていきましょう。
要するに何?と問いかける
これだけでは意味がわからないと思います。笑
どういうことかというと、「読んだ内容を自分なりに要約する」ということです。
【例えば...】
試験範囲の行政法の中に「行政不服審査法」と「行政事件訴訟法」というものがある。
これらは、国や地方公共団体によって国民の権利が侵害された場合に、争訟によって救済を求めることができる手続きを定めた法律。
行政機関に救済を求めるのであれば「行政不服審査法」、裁判所に救済を求めるのであれば「行政事件訴訟法」という違いがある。
このように、各分野で要約ができるように読み進めていきます。
一見、面倒くさそうに思えますが、要約ができた状態で詳細な知識をインプットしたほうが圧倒的に効率がいいです。
細かい知識に入れば入るほど、「なんでこんな規定があるの?」と迷子になりやすくなるからです。
本当に簡単でいいので、「要するにこういうこと!」という自分なりのまとめをしていくと、その後の勉強がめちゃくちゃ楽になるのでおすすめです。
章末の問題に取り組む
私が使用していた早稲田経営出版の合格革命シリーズは、各章末に「確認テスト」がついています。
各章を読み終えたら必ずこの確認テストで問題演習をします。
過去問よりも難易度が低いので、テキストの内容を振り返るのに最適だからです。
いくらテキストで概要を掴もうとも、問題を解かなければ合格はできません。
いきなり過去問を解くと全くできなくてやる気を失う危険がありますので、確認テストで準備運動をすることをお勧めします。
問題を解くことで、インプットがあやふやだった部分を炙り出すことができますし、テキストの該当箇所へ戻って再確認することで、過去問とも戦える知識をストックすることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
行政書士試験は範囲が膨大なので、まずは「全体像を把握する」ことを最優先にします。
全体が見えていなければ、勉強計画の立てようがないからです。
初めは分からなくて当然なので、とにかくテキストを1周する事を目標にしてみてください。
「全部覚えてやるぞ!」と気合を入れすぎず、気楽な気持ちで臨みましょう!
少しでも参考になれば幸いです。
では、また!
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