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〜独学で行政書士〜 第3回 行政作用とは?

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今回は行政作用とはなにか解説していきます。

簡単に言うと、行政主体が国民に対してする行政行為を指します。

行政行為とは、法律を根拠に国民の権利義務に影響を及ぼすことで、処分とも言われます。

小難しい用語がたくさん出てきますが、可能な限り簡潔に説明していきたいと思います!

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20200404185151
資格取得サラリーマン

早稲田大卒⇨東証1部上場企業の社畜営業マン。
会社の看板なしでも活躍できるスキルを得るため、資格取得を通じて効率的な勉強法を模索中。
座右の銘は「自反而縮雖千萬人吾往矣」
取得済資格 【行政書士、ビジ法2級、FP2級、AFP、ITパス】

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 行政行為の種類

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行政行為は効果の発生の仕方に応じて2種類に分類することができます。

法律行為的行政行為と準法律行為的行政行為です。

もう少し詳しく見ていきましょう。

法律行為的行政行為とは

法律行為的行政行為とは、行政庁の意思表示の通りに効果が発生するものです。

したがって、行政庁の意思表示がなければ効果は発生しません。

そして、この法律行為的行政行為はさらに命令的行為と形成的行為に分類されます。

命令的行為とは、国民が生まれながらにして持っている権利を制限して、

一定の義務を命じるまたは義務を解除することです。


次に、形成的行為ですが、
国民が本来持っていない権利や法律上の地位を与えるまたは剥奪する行為を指します。

許可・認可・特許など似たような言葉が多く登場しますが、

普段の言葉の意味と行政法上の意味が異なるものには注意が必要です。

準法律行為的行政行為とは

準法律行為的行政行為とは、行政庁の意思表示とは関係なく

法律の規定等によって一定の効果が発生するものです。

大きく分けて4種類があります。

行政行為の効力

行政行為には特別な効力が認められています。

公定力

行政行為が違法であっても直ちには無効とならず、

それが取り消されない限り有効なものとして扱われる効力

不可争力

一定期間を経過すると、私人の側から行政行為の効力を争うことができなくなる効力

執行力

行政庁は行政行為の内容を自力で実現することができるという効力

不可変更力

行政庁は一度行った行政行為を自ら変更することができないという効力

 

 

また、行政行為に瑕疵があった場合でも、直ちに全てが無効になるわけではありません。

行政行為に重大かつ明白な瑕疵があった場合のみ無効となります。

瑕疵が重大かつ明白とはいえない場合には、取り消されるまでは有効とされます。

ここでは取消し撤回について解説しておきます。

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どちらも効力を失わせる意味ではありますが、起算点が異なります。

起算点とはどの時点から効力を失わせるかということです。

取消しの場合は、行政行為に瑕疵があった時点まで遡って効力を失わせますが、

撤回に関しては将来に向かって効力を失わせる点が異なります。

行政指導とは

行政指導とは、国民に対して一定の行為をしないことまたはすることを求めることです。

法律などによる強制力のない、いわばお願いです。

行政指導により不利益を被っても、強制的に義務を科しているわけではないので、

処分性が認められず取消訴訟は提起できないとされてきました。

しかし、最高裁の判例をみると処分性を認めているものもあるのです。

重要判例
病院開設中止勧告の処分性について@最高裁
要旨
  • 病院開設の許可申請をした者が、都道府県知事から開設中止の勧告を受けたもののこれを拒否した。
  • 知事は開設を許可するものの、保険医療機関の指定を拒否すると通知した。
結果
病院中止勧告の処分性を認める

国民皆保険制度が採用されている以上、

保険医療機関の指定を受けずに診療行為を行う病院がほとんど存在せず、

指定を受けることができない場合には、病院開設自体を断念せざるを得ないことから

行政庁の処分その他公権力の行使に当たると判断されました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

まだまだ行政法の序盤ではありますが、穴埋め問題や記述式で狙われる範囲でもあります。

行政不服審査法や行政事件訴訟法と比べると重要度は低いですが、

今のうちに完璧にしておくことで、試験直前は重要事項の暗記に時間を使うことができます。

一度に全て覚えるのは無理ですが、「聞いたことがある」だけでも後々の知識の定着度は変わってきます。

範囲は膨大ですが効率的に進めていきましょう!

では、また!

 

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