どうも!資格取得サラリーマンのKachiです!
以前、「浪費癖の治しかた」というテーマで記事を書きましたが、貯金をしたいなら先取り一択だとお話ししました。
理由は単純で、収入の一定割合をひたすら先取り貯蓄すれば自然とお金が溜まっていくからです。
ただ、このような疑問も出てくると思います。
- 世間の貯金額はどのくらいなの?
- 一定割合の貯金ってどのくらい?
- 貯金だけでお金持ちになれるの?
今回は、年代別に各世帯の平均貯蓄額を紹介しながら、優良家計への切り替え方をご紹介したいと思います。
お金持ちへの第一歩はとにもかくにも貯金ですので、最後まで読んで頂けたら嬉しいです。

早稲田大卒⇨1部上場企業の営業マン。週3日(水・土・日)更新のブログでは、資格試験の勉強で得た、社会生活で役立つ知識(法律や税金・資産運用など)や勉強法を発信しています。
【取得済み資格】
・行政書士
・ビジネス実務法務検定2級
・FP技能士2級
・AFP(ファイナンシャルプランナー)
・ITパスポート】
【勉強中の資格】
・宅地建物取引士
・簿記2級
各世帯の平均貯蓄額を見てみよう!
上図は、年齢別に各世帯の平均貯蓄額を示したものです。
2019年の29歳以下世帯を見てみると、354万円となっています。
ただ、「2人以上の世帯」としてのデータですので、夫婦2人世帯と仮定すると、1人あたり172万円ほどとなります。
多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれだと思いますが、これを見てどうでしょうか?
中央値でなく平均なので、一部のお金持ちによって平均が吊り上げられている可能性もありますが、参考にはなると思います。
ちなみにこの金額を貯金するには、毎月いくら貯めれば良いのでしょうか?
例えば、22歳で就職したとして、29歳まで8年間勤務したと仮定します。
1人で354万円貯めるには、1年間で約45万円、1ヶ月あたり3万7,000円ほどの貯金が必要になります。
毎月3万7,000円を貯金するのが厳しい場合は、ボーナスを利用する手もあります。
この金額を2人で貯めるのであれば、各々が毎月2万円弱を貯金できれば達成できます。
目的のない貯金は継続しにくいと思いますので、
車を買いたい!
マイホームが欲しい!
子供の教育費が必要だ!
といった目標がない場合は、まずはこの平均額を目指してみてはいかがでしょうか。
収入の10〜15%を貯金すべし
お金を貯めたければ、先取り貯蓄がベストだとお伝えしていますが、悩ましいのがその金額です。
張り切ってたくさん貯金すると家計が赤字になりますし、少額すぎるとなかなか大きなお金にならないからです。
そこで、オススメなのは、収入の10〜15%を貯金に回すことです。
これだけで誰でも億万長者になれるのです。
この説は、アメリカの富裕層マーケティングの第一人者であるトマス・J・スタンリーが、著書「1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました」で提唱しています。
正確には平均年収の倍が必要とのことですが、夫婦共働きならクリアできる水準かと思います。
仮に夫婦で30年間、毎月10万円ずつ貯金をしたとすると、3600万円になります。
(*平均年収を400万円とし、その倍の800万円を単純に12ヶ月で割った月収の15%)
これだけで老後2000万円問題はクリアできるレベルです。
普通のサラリーマンには無理そうに見える大金であっても、地道な先取り貯蓄で十分到達できるのです。
これはお金持ちは意外と身近にいると言われる所以でもあります。
お金持ちは、高級車を乗り回して、デパートで買い物しているようなイメージがあるかも知れませんが、スタンリーによると、それは全くの間違いで、お金持ちは中古車を大切に乗って、格安店でクーポンを使う人の方が多いのだそうです。
一部のスーパーリッチを除けば、倹約家こそがお金持ちへの最短ルートということです。
本書には面白い事例がいくつもありますので、興味のある方はぜひ手にとって読んでみてください。
貯金だけでお金持ちにはなるのは難しい
前述の通り、収入の一定割合を先取り貯蓄することができれば、ある程度の資産を築くことが可能です。
ただし、資産形成のスピードは収入に大きく左右されてしまうことを忘れてはなりません。
例えば、毎月10万円を貯金をしている場合、30年で3600万円もの大金になりますが、毎月100万円を貯金できた場合、わずか3年で3600万円に到達します。
これが貯金だけでお金持ちになるのが難しい理由です。
せっかく先取り貯蓄をしても収入次第では、お金持ちへの遠い道のりは果てしないものになってしまうのです。
そうは言ってもすぐに収入をアップさせることは難しいので、即効性があることといえば支出の見直しです。
毎月の固定費や無駄遣いを見直すことで少しでも貯金へ回せるように家計を改善するのです。
家計改善によって1万円でも貯金額が増えれば30年には360万円にもなります。
これだけで自動車が1台買えるレベルです。
支出の見直しに加えてオススメなのが資産運用です。
数年スパンでは効果を実感しにくいですが、今回の事例のように30年という長期になれば効果は絶大なものになります。
毎月10万円を30年間貯金した場合3600万円になりますが、固定費等の見直しをして毎月11万円を資産運用した場合はいくらになるでしょう?
株式投資では堅実とされる3%程度の利回りで計算しても約6400万円になるのです。
普通に貯金をしていた場合と比べて2倍弱にまで資産が膨れ上がっています。
そして、この6400万円から3%程度の配当収入が発生すれば毎月16万円の不労所得を得ることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
年収が数千万円のエリートしかお金持ちになれないかというとそんなことはありません。
無駄な支出を減らして、毎月一定額を貯金や投資へ回すことができれば誰でもお金もちになれる可能性があるのです。
そのためには大切なことは、毎月の収入と支出を把握することです。
スマホで簡単に家計簿を付けられるアプリもたくさんありますので、そういったものを活用することをオススメします。
少しでも参考になれば幸いです。
では、また!