社会人の皆さんは1日にどのくらい勉強していますか。
机に向かう勉強でなくても構いません。
自分の興味のあることについて追求していればOKです。
今回は、社会人こそ勉強すべき理由について解説したいと思います。

早稲田大卒⇨東証1部上場企業の社畜営業マン。
会社の看板なしでも活躍できるスキルを得るため、資格取得を通じて効率的な勉強法を模索中。
座右の銘は「自反而縮雖千萬人吾往矣」
取得済資格 【行政書士、ビジ法2級、FP2級、AFP、ITパス】
1日の勉強時間は平均6分!
いろいろな記事で目にした事があるかもしれませんが、
社会人の平均勉強時間はなんと6分です。
1日2時間30分を目標に、最低でも1時間以上は絶対に勉強している私にとっては、
にわかに信じがたい数字です。
真偽を確かめるべく、平成28年社会生活基本調査を見てみると、確かに6分だったのです。
調査条件は15歳以上の有業者です。
この6分には、(学業以外の)学習・自己啓発・訓練が含まれています。
これが日本の社会人の実態です。正直勉強しなさすぎです。
「私は1日数時間勉強しているぞ!」
という方もいらっしゃるかと思いますが、
これはあくまで平均です。
勉強している人よりも勉強を全くしないという人が圧倒的に多いということです。
したがって、「1日6分以上勉強したらOKだ!」というわけではないのでご注意ください。
繰り返しになりますが、周りは圧倒的に勉強していません。
これはチャンス以外の何者でもありませんので、ぜひこれを機会に勉強をスタートしましょう!
大企業の管理職でも一般知識に乏しい
大企業の管理職ともなれば年収1000万円オーバーは珍しくありません。
事実、私の勤務先でも課長で1200万円ほどの年収です。
これだけの給料をもらえる=相当仕事ができるんだな
と思いがちですが、残念ながら全ての人に当てはまるわけではありません。
出世競争を勝ち抜いてきたエリートであることは間違いないのですが、
一般知識については大学生レベルという方が多いのもまた事実です。
私は営業職ですので、商談をまとめる最終段階で上司同行を設定し、念押しをお願いしています。
いきなり商談の本筋を話すのもいやらしいので、雑談で経済や政治の話をすることがよくあります。
実はこの雑談で上司の知識量を測る事ができるのです。
例えば、先方から「最近日経平均がすごいよね」と話を振られた時、
全く知識のない上司は
「そうですよね。これからどうなるんですかね。」
と当たり障りのない返答をします。
- 最近の日経平均が上昇しているのか下落しているのか
- また相場はどのあたりを推移しているのか
こういった基本的な情報すらない事が多いため、どちらともとれる回答をするしかないのです。
これでは全く話が広がりませんし、場を温める事なく本題へ突入しなければなりません。
一方で、勉強をしている上司であれば
「2月初旬は2万4000円にせまる勢いだったのに、2万1000円割れしそうですよね。私の保有株も大損で大変ですよ。」
と返答します。
わざわざ先方から経済の話を振っているわけですから、それなりに興味のある話題のはずです。
「この人はある程度話ができそうだな」と思ってもらえるかどうか、その後話を展開できるかどうかを左右するので大変重要です。
たかが日経平均、されど日経平均です。
毎日テレビやネットニュースでも報道されていますので、目にしない日はないはすです。
ただ、目にはしていても、自分に関係のある話題だと認識していなければ、流れていってしまいます。
もし、日経平均についてわからないのであれば、勉強しましょう。
ただそれだけのことなのです。
知識は財産であり最強の武器である!
社会人こそ勉強が必須であるという事は明白です。
新入社員の頃も今も対して変わりませんが、会社のおじさんたちは経験値をベースに話をしてきます。
プロジェクト案を出したとしても、実施可否の判断基準は経験値であり、客観的事実に基づいたデータではありません。
というよりも、データの見方がわからないと言った方が正確かもしれません。
このような人たちに立ち向かうには知識をつけるしかありません。
彼らの振りかざす経験値=社歴のような感じなので、経験値で追い抜く事は絶対に不可能だからです。
若者がおじさんたちに立ち向かう練習として、全ての主張に根拠を持たせることを意識しましょう。
これは簡単そうで結構難しいです。
売り上げUPのために広告を出そうと提案したと仮定します。
- なんとなく売れそう
- 今までも他社も広告を出している
- 一度広告を出してみたいとか
このようなフワッとした意見では、おじさんたちの経験値に勝てません。
- 購入者のうち、商品を知っていた人は85%、知らない人は15%です。
- 購入者のリピート率は70%以上なので、とにかく1度購入してもらう事が重要です。
- 認知度を上げる事は売り上げUPにつながるのではないでしょうか。
このようにきちんと説明できれば納得してもらえる可能性が出てきます。
正確なデータをもとに提案をしなければ意味がありませんので、
市場や競合の分析はもちろん、Excelのデータ処理やプレゼンスキルなど多くの要素が必要になります。
提案をしようと思ってから勉強を始めていては遅いのです。
まずは興味のあることからでも構いませんので、日頃から勉強をする癖をつけておく事が重要です。
会社のおじさんたちを批判してしまいましたが、もちろん全ての人がそうではありません。
以前も指摘しましたが、大企業にはスーパーエリートが在籍していることも事実です。
一部のスーパーエリートによって生み出された利益から高額な給料が支払われていることに、
おじさんたちは気がついていないだけです。
今は黒字でもリストラをするような時代です。
年功序列や終身雇用が崩壊していく中で、自分を守る唯一の武器こそ知識です。
社内での仕事に邁進することも大切ですが、その仕事することでどんなスキルが身につくのかをよく考える必要があります。
社内でしか役に立たない知識やスキルを得るために、時間や労力を割くのは得策ではありません。
私の場合は、資格取得で得た知識を仕事に役立てるようにしています。
知識が重要なら資格はいらないじゃないか
という声も聞こえてきそうですが、資格があると説得力が出るのです。
同じことを言ったとしても、管理職が言うのと私のような若造がいうのでは、言葉の重みが違います。
若造の貧弱な発言力を補強するには資格を取って箔を付けることが最善の策だと思います。
まとめ
社会人の勉強時間は平均6分という驚愕のデータをご紹介しました。
普段から忙しいのはわかりますが、やろうと思えばできることも事実です。
知識さえあればどこでも勝負できます。
勉強しておけば良かったと後悔することはあっても、勉強しなければ良かったと後悔することはありません。
時間は誰でも平等に与えられています。
この時間を何に使うのかは皆さん次第なのです。
では、また!