皆さんは、1日にどの程度勉強をしていますか?
以前、社会人の1日あたりの勉強時間は6分だとご紹介しましたが、
平均とはいえ少なすぎて驚いてしまいました。
おそらく日頃の業務が忙しくて勉強時間が確保できないのでしょう。
私もサラリーマンなのでその気持ちはよくわかります。
ただ、やる気があれば時間はいくらでも作り出せることもまた事実です。
今回は、社会人こそ勉強すべき理由についてお話ししたいと思います!

早稲田大卒⇨東証1部上場企業の社畜営業マン。会社の看板なしでも活躍できるスキルを得るため、資格取得を通じて効率的な勉強法を模索中。座右の銘は「自反而縮雖千萬人吾往矣」取得済資格 【行政書士、ビジ法2級、FP2級、AFP、ITパス】
知識は自分を助ける!
いきなり結論ですが、勉強で得た知識は自分を助けます。
サラリーマンをしていると理不尽なことが毎日のように発生します。
体験談を少しご紹介しますが、私は営業マンなので、評価はずばり「売り上げ」です。
ノルマを達成すれば高評価、未達であれば低評価という一見わかりやすい評価軸です。
ただ、中にはこの「ノルマ」を意図的に低く設定する上司もいます。
これは反則技です。笑
自分で自分に低いノルマを設定しているので、当然、ノルマ達成によって高評価を得ます。
高評価によって出世していくと、今よりも大きな権限を握ることになります。
そしてまた理不尽な振る舞いが繰り返される。
こんな悪循環は許されません。
私は、平社員で失うものが何もなかったので、ノルマ設定について物申しました。
勉強は意外なところで役に立つ!
ただ意見を言うだけでは、部下の一意見に過ぎません。
誰が見ても正しいと判断できる客観的なデータが必要でした。
ここで役に立ったのが、データ分析力です。
そもそもノルマ設定にあたっては、担当市場の規模や成長性を考慮すべきだと思っていました。
売り上げが100億しかない市場で200億のノルマはどう頑張っても無理ですよね?
- 今後、市場規模はどの程度拡大する余地があるのか
- 成約が見えている案件はどの程度あるのか
これ以外にも複数の要因を加味して検討すべきなのです。
若手のお前に何がわかるんだ!
という反撃は容易に予想できましたので、社内データはもちろん、政府統計からも使えそうな数字をピックアップしました。
大学生時代にFP試験合格、社会人になってからExcelマクロや統計解析を勉強していたことが功を奏しました。
どんな情報がどこにあってどのように加工すればいいかがすぐに頭に浮かんだのです。
全てのデータを揃えて資料にまとめるまで、業務のスキマ時間で完結しました。
渾身の資料を武器に、上司にノルマ設定の見直しを進言したところ、見事に受け入れられました。
何の知識もない状態では、資料を作ることはおろか、情報を集めることもできなかっただろうと思います。
資格はないよりある方がいい!
ネットで資格取得のメリットについて検索すると賛否両論、いろいろな意見が出てきます。
私は、資格取得については肯定派ですので、資格で得をした経験をお話しします。
私の会社では人事制度の一環として、社員を国内外の大学院へ派遣するというものがあります。
毎年1,2名しか選抜されない狭き門で、通学期間は2年間、給与・賞与は全額支給で、学費は会社負担という素晴らしい制度です。
漠然といつか応募してみたいなぁとは思っていましたが、なぜか人事部から私に声がかかりました。
理由を聞いてみると、定期的に資格を取得しているからとのことでした。
会社からの派遣であっても無条件で入学できるわけはなく、きちんと入学試験があります。
1年後の受験に備えて、予備校に通いながら(会社負担)準備を進めなければなりません。
仕事と両立をしながら試験勉強をすることは得意だと思っていたので、
是非とも応募をしたかったのですが、進行中のプロジェクトが大詰めなので今回は見送りました。
ただ、仕事が落ち着いたタイミングで応募をしてもらえれば、派遣できるように調整するという嬉しい回答をもらうことができました。
資格を持っていたことで直接的に得をしたわけではありませんが、
資格取得が勉強を続けている努力の証明になったということはできると思います。
勉強している時は、この知識がいつ何の役に立つのかはわかりません。
ただ、知識は確実に蓄積されていきますので、いつか点と点がつながります。
地道に毎日勉強を続けることが大切ですが、目標がないとやる気を失ってしまいます。
私は、モチベーション維持の目標として資格取得を設定したわけですが、
大変有効なので是非ともおすすめしたいと思います!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
社会人こそ勉強すべき理由は、社会を生き抜く上で知識は武器になるからです。
勉強の継続はモチベーションの維持が最難関なので、
とにかく興味のある分野から取り掛かることをおすすめします。
何を勉強したらいいかわからないという方は、自分の業務を効率化する術を勉強しましょう。
残業せずに早く家に帰ることができれば、得られるメリットがたくさんあるはずです。
では、また!