前回、貯蓄はIPOにまわしましょうという話をしました。
- IPOのメリット&デメリットはわかったけど、何がオススメなの?
という方のために、オススメの証券会社をピックアップしました!
有望銘柄が上場する際に、口座がなくて参戦できなかったということがないよう、時間のあるときに口座開設をしてみてください。
もちろん無料です!!!

早稲田大卒⇨1部上場企業の営業マン。週3日(水・土・日)更新のブログでは、資格試験の勉強で得た、社会生活で役立つ知識(法律や税金・資産運用など)や勉強法を発信しています。
【取得済み資格】
・行政書士
・ビジネス実務法務検定2級
・FP技能士2級
・AFP(ファイナンシャルプランナー)
・ITパスポート】
【勉強中の資格】
・宅地建物取引士
・簿記2級
大前提として
IPOに申し込みをする際、抽選金が必要な証券会社と不要な証券会社があります。
前者は、抽選日に申込相当額の資金を証券口座に入れておく必要があります。
後者は、当選がわかってから入金すればOKということになります。
資金に余裕がある場合、複数の証券口座へ資金配分ができますが、
最低限の貯蓄をIPOに回すような場合は、証券会社を絞る必要が出てきます。
そこで今回は、それぞれの場合でオススメの証券会社をご紹介します!
抽選金が必要な証券会社
SBI証券
個人的にはNo.1の証券会社です。
オススメポイントは以下3つです。
IPO取扱いが多い
年間で数十社が上場しますが、1つの証券会社が全ての企業を取り扱えるわけではありません。
取扱いが少ないと、抽選機会が減るだけでなく、証券口座に入れている資金を持て余します。
加えて、取扱銘柄ごとに違う証券会社から申し込まなければならないので、意外と面倒です。
2017年の実績ですが、SBI証券は95%を取扱い、業界でもダントツの成績でした。
ほぼ全ての銘柄に申し込めるのは大きいメリットではないでしょうか。
チャレンジポイントが面白い
これはSBI証券にしかない特徴です。
IPOチャレンジポイントは抽選に外れた場合に加算されます。
そのポイントは蓄積されていき、ここぞという場面で使うことができます。
ポイントを使用すると、使用ポイントの多い順にIPO銘柄の当選確率がアップする仕組みです。
抽選に外れた場合は、全てのポイントが戻ってきますので、デメリットはありません。
理論上は、ポイントを蓄積していけばいつかは必ず当たるのです。
資金移動が容易
通常、取引をする際には、銀行口座から証券口座へ必要額を入金する必要があります。
これが意外と面倒なのですが、SBI証券の場合は資金移動が必要ありません。
手順は簡単で、住信SBIネット銀行で口座を開設し、SBIハイブリット預金を利用するだけです。
SBIハイブリット預金はSBI証券口座と連携した円預金口座です。
SBIハイブリット預金へ入金した資金は、すぐにSBI証券口座へ反映されるのが特徴です。
キャッシュカードもありますし、ATMを利用することもできますので、普通の銀行口座と使い勝手は変わりません。
SMBC日興証券
同率抽選
SMBC日興証券の最大の特徴は、
同一条件・同一確率の「同率抽選」を採用していることです。
例えば、1口10万円の銘柄に申し込みをする場合、
手持ち資金が10万円の人は1口、100万円の人は10口となり、
当選確率は資金力に左右されると言っても過言ではありません。
一方で、SMBC日興証券では同率抽選を採用していますので、資金力は関係ありません。
一般の投資家へ配分する数量の最大15%を目処として、IPOの抽選対象となります。
このうち10%を同率抽選に、5%をステージ別抽選に回されます。
可能な限り多くの方へ配分が行われるよう、当選上限が一単元とされています。
どの銘柄でも一人一単元が上限となりますので、資金に余裕がなくても勝負できます。
ステージ別抽選
IPO優遇特典として、当選確率が変動するステージ別抽選という制度があります。
前述の同率抽選にて落選した方を対象に、最大5%を目処として抽選が実施されます。
敗者復活戦のようなイメージですね。
詳細は上図でご確認いただければわかると思いますが、
ブロンズステージと比較して、プラチナステージは当選確率が25倍になります。
ただ、このためには資産残高が5000万円以上あることが条件ですので、なかなか厳しいです。笑
ブロンズは資産残高250万円以上ですが、口座開設3ヶ月間は資産残高に関わらず、
ブロンズステージが保障されますので、時期を狙って開設するのも良いかもしれません。
抽選金が不要の証券会社
野村證券
野村證券といえば、誰もが名前くらいは知っているであろう大手の証券会社です。
IPOに至ってもその実力は健在で、2018年度は日本株式の引き受け実績がNo.1です。
申し込みはネットで完結し、抽選方式も完全抽選を採用していますので、平等にチャンスが与られています。
また、抽選参加時に前受金が必要ないので、資金に余裕がなくても大丈夫です。
当選した場合限って、購入申し込み前に入金すればOKです。
取扱数も多く、前受金も必要ないので、メリットだらけの証券会社です。
デメリットが見当たらないので、IPO投資をするのであれば、開設しておくべきだと思います。
岡三オンライン証券
意外と穴場なのが、岡三オンライン証券です。
前受金不要はもちろん、乱数による公平な抽選を実施しているため、一人一単元を原則に配分をしてくれます。
加えて、購入手数料が無料というのもメリットの一つです。
売却時には手数料がかかりますが、購入時は無料ですので、個人投資家にとっては利用しやすい制度となっています。
費用のかかる要素はありませんので、口座開設をオススメします。
松井証券
取扱銘柄が少ないのが少し難点ではありますが、
購入時の手数料が無料なのが松井証券のメリットの一つです。
また、NISA・ジュニアNISA・未成年口座でも購入申し込みが可能となっており、
これらの口座で買い付けを多なった場合は、売却時の手数料も無料となります。
こちらも前受金が不要ですので、口座開設をしておくと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
個人的には、抽選金が必要な証券会社であればSBI証券をオススメします。
貯金でまとまったお金を抽選に回しますので、ハイブリット預金を利用します。
銀行口座と証券口座間での資金移動不要ですので、
有事の際にはすぐに現金を引き出すことができます。
抽選金が不要な証券会社は、資金力は不要ですので、
可能かなぎり口座開設をして申し込みをしまくる作戦が良いと思います。
今年はまだ当選0回ですが、コストのかからない宝くじだと思って地道に続けていきます。
では、また!