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独学で行政書士! 民法ポイントまとめ-29- 〜担保物権④質権〜

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質権とは

質権とは、債権の担保として債務者または第三者から受け取ったものを占有し、かつ、そのものについて他の債権者に先立って自己の債権の弁済を受ける権利のことです。

質権には目的物の種類に応じて3種類に分類されます。

動産質

  • 対抗要件は占有の継続
  • 存続期間はなし
  • 使用収益権は原則なし
  • 果実収取権は収取して他の債権者に優先して債権の弁済に充当可能
  • 必要費償還請求は全額請求可
  • 利息請求も可能
  • 優先弁済は目的物の換価の他、簡易な弁済充当が可能

不動産質

  • 対抗要件は登記
  • 存続期間は10年間
  • 使用収益権はあり
  • 果実収取権は当然に取得可
  • 必要費償還請求は原則不可
  • 利息請求も不可
  • 優先弁済は目的物の換価のみ可能

権利質

  • 対応要件は設定者からの通知または第三債務者の承諾
  • 存続期間はなし
  • 使用収益権はなし
  • 果実収取権はなし
  • 必要費償還請求はなし
  • 利息請求は可能
  • 優先弁済は目的債権の換価のほか、直接取り立てが可能

質権の設定は債権者にその目的物を引き渡すことでその効力を生じます。

したがって、占有改定ではここに言う引き渡しには該当しません。

質権の効力

質権は元本・利息・違約金・質権の実行の費用・質物の保存の費用および債務の不履行または質物の隠れた瑕疵によって生じた損害の賠償を担保します。

質権者は、被担保債権の弁済を受けるまでは、質物を留置することができます。

競売により目的物を換価することによって優先弁済を得ることができるのみならず、果実から優先弁済を受けることも可能です。

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