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【Bookレビュー】スゴい早起き:塚本亮

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今回は『頭が冴える!毎日が充実する!スゴい早起き』のブックレビューをしていきたいと思います。

「早起き」をすることで余裕のある生活に切り替えたい!との思いから、この本を手に取りました。

「早起きをしたら無敵になった!」とはなんとも魅力的なタイトルではないでしょうか。 

 

著者情報

塚本亮(つかもと・りょう)

同志社大学卒業後、ケンブリッジ大学大学院修士課程修了(専攻は心理学)。

高校時代は偏差値 30台で退学寸前の問題児だったが、高校3年春から大学受験を開始。

早朝の「早勉」でメキメキと成績を伸ばし、同志社大学経済学部に現役合格する。

その後、ケンブリッジ大学大学院入学を優秀な成績で卒業する。

帰国後、京都にてグローバルリーダー育成を専門とした「ジーエルアカデミア」を設立。

学生から社会人までのべ 200人以上の日本人をケンブリッジ大学、ロンドン大学をはじめとする海外のトップ大学・大学院に合格させている。

本の対象者

  • ステップアップしたい人
  • 今置かれた状況から脱したい人
  • 早起きを習慣化する方法を知りたい人

本の概要

「自分と戦わない」ほうがうまくいく 

「明日は絶対早起きするぞ!」と意気込んで眠りについたことはありませんか?

私はよくあります。笑

起きたらこれとこれをやって、その後これをやって。。。と予定だけはきちんと立てるのですが、

いざ朝になってみると布団の暖かさや心地よさに負けて二度寝をしてしまいます。

筆者は早起きをするポイントを次のように述べています。

大事なのは、セルフコントロールしなくてもいい環境に身を置くことです。

具体的には、目的達成を阻害する誘惑物が何かをハッキリさせ、それを避けることで早起きしやすくなるのです。

早起きができない原因の一つに、良質な睡眠が取れないことが挙げられます。

良質な睡眠を取るためには、「アルコール対策」と「スマホ対策」は必須です。

  • お酒を飲みたいけど、早起きするために我慢する。
  • スマホでネットサーフィンしたいけど、早起きするために我慢する。

これは〜したいという本心を押さえつけている状態であり、

この時心に残るもどかしさがモチベーションの低下を招く原因となるのです。

つまり、このような誘惑物を避けることで自分と戦う必要がなくなり、早起きができるということです。

パッと起きられる! 効果的な方法とは?

これはなかなかに興味深いタイトルです。

「早起きしたいという気持ちはあるのに起きられない。何か方法ないの?」

と思っていた私にとってはドンピシャの内容でした。

筆者は「早起きトリガー」が大切だと述べています。

早起きしたい!という気持ちになり、ラクラク起きられるようになる仕掛け、それが「早起きトリガー」です。

トリガーとは引き金のことで、効果的な働きかけにより、私たちの心理に一定の影響を与え、行動を促してくれるものと考えるとよいでしょう。

1.「好きな飲み物」を用意する

心のスイッチがONになる飲み物や食べ物を準備します。

飲みたい!食べたい!という気持ちが勝れば、パッと起きられるようになります。


2.早起きカレンダーを作る

早起きできた日を塗りつぶしていく専用のカレンダーをつくります。

これを見える場所に置いて、頑張りを見える化するのです。


3.起床後の行動を決める

習慣化するということは「選択肢をなくすこと」です。

朝の行動パターンを確立すれば、起きた後の一連の行動が、自動的にその日のプログラムの一部となります。


4.寝る前に明日の予定をたてる

明日への期待感があればあるほど気持ちは前向きになります。

「自分ならできる」「やってみたい」と思える目標を設定することが大切です。


5.新しいことを始めてみる

新しいことにチャレンジする時のワクワク感を生かしましょう。

「早く手をつけたい!」というワクワク感が高まれば、スッと起きられます。


6.寝る前にストレッチする

早起きの準備は夜寝る時から始まっています。

寝る前にストレッチをすると心が落ち着き、眠りの質が上がります。

翌日体が軽く感じられ、スッと起きられるようになるでしょう。

気乗りしないときの対処法

早起きをしたからには、勉強なり仕事なり何か「やりたい」ことがあるはずです。

私の場合は、英語の勉強と資格試験の勉強が該当します。

しかしながら、「今日はめんどくさい」とか「もっと寝ていたい」とか、

気分が乗らない日もあります。

そんな時の対処法を筆者は次のように述べています。

取りかかるまでは、心が揺らぐもの。気分が乗らない時ときは、無理に自分を動かそうとせず、やりたくなる環境に身をおきましょう。あるいは、計画していたタスクのハードルを落として、サッとできるタスクに取り組んでみるなど、気持ちを上手に乗せるといいのです。

筆者はゲンブリッジ時代、どうしても論文が書けない日は、とにかく図書館に行くということだけを決めていたそうです。

確かに、図書館に行ってしまえば周囲の環境が後押ししてくれます。

これは私も同感です。

大学時代、卒論執筆中は毎日図書館に通っていました。

関係のない本を読んで帰る日もありましたが、次の日には頭の中が整理され、快調に筆が進んだのを覚えています。

まとめ

早起きのメリットについては、前回のレビューでも書いた通りです。

頭のメモリーがリフレッシュされているので、勉強や読書はもちろん、仕事をするのにも適しています。

夜の2時間と朝の30分は同程度の価値があるとも言われており、効率が段違いです。

本書では、早起きするための方法が実例を交えて述べられています。

「朝型はメリットがたくさん」とわかっているものの、早起きができない。

そんな方におすすめです!