今回のBookレビューは「朝8時までの習慣で人生は9割変わる」です。
本書の冒頭で以下のような記述があります。
人生は、朝8時までの過ごし方で決まる。
早起きを習慣化して、「朝8時までの時間の使い方」を変えれば、
人生は必ず変えられる。
自己啓発本でよくみる文言ですが、本書では「早起きを習慣化させるためのノウハウ」を学ぶことができます。
- 忙しくて時間がない
- お金がないからできない
- 家族や子供がいるから
- 自分には無理
できない言い訳、やらない言い訳ばかりする、
もったいない生き方は「明日の朝」からやめにしませんか?
著者情報
市川清太郎(いちかわ・せいたろう)
経営コンサルタント 。
1978年生まれ 。
現役のサラリーマンながら 、副業で複数の事業を立ち上げ 、国内外で 11社の会社を経営している 「次世代型 」のサラリーマン。
4歳のときに父親を亡くした経験から 「人生の時間にはかぎりがある 」と感じ 、時間の大切さを実感 。
以後 、 「時間の有効活用 」に徹底的にこだわるようになる 。
学生時代から 「早起き 」を実践し 、学業のかたわらで起業 。
青年実業家として活躍した 。大学卒業後は 「今しかできない 、新卒での入社を経験してみたい 」という動機で 、学生時代のビジネスを全て手放し 、大手化粧品会社に就職 。
その後 、海外勤務や計10回の転職を通じて 「経験の幅 」を広めるのと同時に 、 「朝と週末の有効活用 」を実践して 、副業を開始 。現役のサラリ ーマンながら 、現在は海外進出支援 ・ビジネスマッチング ・投資アドバイザ ー ・コンサルティング ・出版関連など 、副業で国内外の計11社の経営に携わっている 。
本の対象者
- 時間やお金がないことを理由に本当にやりたいことを我慢している人
- 早起きするためのノウハウを知りたい人
- 人生を変えるために何から始めれば良いかわからない人
本の概要
できる人の早起きテクニック
テクニック①:日の出の時間が早い春や夏の季節に、早起きの習慣を身につける
人間の体内時計には「履歴効果」というものがあり、早起きの習慣を続けていると、体内時計はその時間にセットされるという性質があるそうです。
また、人間は昔から日没とともに就寝し、日の出とともに起床するという習慣を持っています。
日の出の時間が遅い秋や冬は朝でも真っ暗なことが多く、早起きが難しいのです。
テクニック②:規則正しい時間に食事をする
1日25時間で動いている体内時計を24時間にリセットするには、太陽の光を浴びることが大切だと言われてきましたが、食事のリズムの方が体内時計に与える影響は大きいようです。
食事による体内時計のリセットについては、「食べない時間」が一番長いポイントでリセットされます。
12時に昼食を食べ、19時に夕食を食べ、翌7時に朝食を食べた場合、「食べない時間」の最長は12時間(夕食-朝食間)となりますので、朝食を食べた瞬間に体内時計はリセットされます。
一方、12時に昼食を食べ、23時に夕食を食べ、翌7時に朝食を食べた場合、「食べない時間」は11時間(昼食-夕食間)となり、夕食を食べた瞬間に体内時計がリセットされてしまいます。
本来は休むべき時間に朝がスタートしてしまうので、いくら寝ても倦怠感や疲労感が残ることになってしまうのです。
テクニック③:ワクワクするような目標を立てる
仕事にいかなければならない平日は起きることができないのに、旅行に行く日の朝は早起きができるのは何故でしょうか。
理由は簡単で、旅行が楽しみで「ワクワクしているから」です。
朝起きるのが楽しみになるような目標を立てれば自然と起きられるようになります。
私の場合は、「早起きができたらYouTubeを30分見れる」ご褒美を設定しています。
「早起きができないとYouTubeは見れない」と自己暗示をかけたところ、自然と起きられるようになりました。
朝時間であなたの年収を10倍にする方法
サラリーマンの「最大の武器」とは?
私自身もサラリーマンをしながら、資格勉強をしたりブログを書いたりしています。
サラリーマンの武器は何かというと、「社会的な信用力」だと筆者は述べています。
不動産などを買う目的で融資をする場合、銀行は、年収1000万円の自営業社長よりも年収500万円のサラリーマンを優先します。
繰り返しになりますが、サラリーマンの最大の武器は「社会的な信用力を背景に借金ができること」なのです。
借金にはマイナスイメージがありますが、必要以上に怖がるのはナンセンスです。
簡単にいうと、1500万円の価値がある車が1000万円で売られていたら借金をしてでも買うべきということです。
仕事のスピード&成果を10倍アップさせる方法
すぐやる人になるための技術
方法は至ってシンプルで、嫌だなとか面倒くさいと思う仕事ほど先に片付けることです。
何故なら、そういった仕事を後回しにするとストレスがたまるからです。
「そんなことはわかっているよ」という声が聞こえてきそうですが、嫌だなとか面倒臭いという気持ちを克服する簡単な方法があります。
それは、まずは行動をすることです。
「この仕事はめんどくさいなぁ」→「仕事に取り掛かる」
という順番だと自分の感情と戦う必要があります。
一方、「仕事に取り掛かる」→「この仕事はめんどくさいなぁ」
という順番だとすでに仕事に取り掛かっているので、あとはやる気がついてくるのを待つのみです。
まとめ
「朝8時までの習慣で人生は9割変わる」はサラリーマンである私のモチベーションを高めてくれた良書でした。
早起きをする目的を明確にして、生活リズムを整えることで、本業のみならず、資格勉強や副業の効率UPが期待できそうです。
最近では出社前に、ある程度の仕事は終わらせることができるようになりました。
出社後はその日に発生した新たな案件にも速攻で取り掛かることできますので、
時間に余裕が生まれ、ミスが少なくなり、定時で帰宅でき、自己投資の時間を確保できています。