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【Bookレビュー】1日1ページ読むだけで、身につく世界の教養365

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今回は「1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365」のBookレビューをしていきたいと思います。最近は早起きが習慣化されつつあり、忘年会などで就寝が0時になったとしても、5時過ぎには目が覚めるようになりました。朝起きたらまず読書をするようにしているのですが、本書はタイトル通り365章立てになっているので、サクサク読み進めることができました。(ー私だけかもしれませんが、1章が長すぎると二度寝の恐れがありますので、細かく区切られた章構成は大変ありがたいですー)

 

 

著者情報

著者:デイヴィット・S・ギダー&ノア・D・オッペンハイム

訳者:小林朋則

(本書は各項目につき正確さを期すため、専門の学位を持った学者や研究者によって執筆・監修されています。)

本の概要

1日1章読み進めると、1年間で7つの専門分野(ー歴史・文学・視覚芸術・科学・音楽・哲学・宗教ー)について理解を深めることができるような構成になっています。

  • 何から勉強したら良いかわからない
  • 教養って何?
  • 聞いたことはあるけど詳しくはわからない

このような状態の私にはもってこいの書籍でした。

まずは本書で広く浅く様々な分野に触れることで、より知識を深めるべきジャンルが浮き彫りになりました。

各ジャンルごと個人的に面白かった項目をご紹介します!

歴史

ヴェルサイユ条約

1919年にパリで署名された条約で、1914年から1918年まで続いた第一次世界大戦を終結させました。この戦争によって4つの帝国ードイツ帝国・オーストリア=ハンガリー帝国・ロシア帝国・オスマン帝国ーが世界地図から消えました。アメリカは理想主義的な計画をもって参戦しましたが、イギリスやフランスは全く興味がなく、むしろ報復を望んでいたため、ヴェルサイユ条約は敗戦国であるドイツにとっては屈辱的な内容となりました。この条約のせいで西洋列強に敵意を抱いた国民を利用して、ヒトラーは権力を握ったと考える学者もいるようです。

文学

失楽園

ジョン・ミルトンの最高傑作にして西洋文学を代表する作品でもあります。人類の無垢からの堕落という聖書の創世記で語られている話を膨らませた壮大な物語です。この「失楽園」はシェイクスピアが戯曲で多用した無韻詩という形式で書かれており、ミルトンは無韻詩の可能性と使える範囲を大幅に広げ、宗教改革にも影響を与ました。

視覚芸術

考える人

世界で最も知られた芸術作品のひとつで1880年にフランス政府からの依頼でオーギュスト・ロダンが制作した。オリジナル彫刻は高さ70cmほどしかないが、1902年には約2メートルの自立バージョンが鋳造された。現在では鋳像は何体もありオリジナルと同じく屋外に設置されている。

科学

円周率

ポーカーチップだろうが地球の赤道だろうが、円周の長さは直径の3.14倍です。要するに、円の直径の長さか、その半分の長さがわかれば、円周率を用いて様々な問題を解くことができます。その応用範囲は、物理学・統計学・数論など多岐に渡ります。ただ、この3.14という数字は近似値に過ぎず、誰も正確な値を計算することはできないため、円周率には人を引きつける魅力があると言われています。古代人は円周率の存在を知っており、バビロニア人は3.125、エジプト人は3.16まで求めていたそうです。現代ではスーパーコンピューターによって1兆2411億桁まで求められています。

音楽

モーツァルトの「レクイエム」

レクイエム誕生の経緯は、モーツァルトの自宅にグレーの服を着た見知らぬ人物がやってきて、レクイエムを書いて欲しいと依頼したことに始まります。実はこの男、フランツ・フォン・ヴァルゼック伯爵という音楽家の使者で、モーツァルトに作曲させたレクイエムを自分(伯爵)の作品として世に出そうとしていたのです。裏があるとは知らなかったモーツァルトは死の最後の1日までレクイエムの作曲を続けて亡くなりました。まさにモーツァルトの死を悼むミサ曲となったのです。

哲学

シーア派とスンナ派

シーア派とスンナ派はイスラム教における最大の対立です。ムハンマドは自身の後継者を決めていなかったため、誰が後を継ぐのかを巡って分裂へと発展したのです。シーア派はムハンマドのいとこで娘婿でもあるアリーが初代指導者(イマーム)だったと信じています。一方、スンナ派はムハンマドの親友で、妻の父親でもあったアブーが初代カリフ(後継者の意)だと考えています。この対立は今日まで続いており、シーア派はイスラム教徒の約9%を占め、スンナ派は約90%を占めています。

宗教

カースト制度

インドのカースト制度は、インドの政治史とヒンドゥー教に深く根付いた社会的差別構造です。カーストは大きく5つーーバラモン(祭司)、クシャトリア(王侯・武人)、ヴァイシャ(地主・奴隷)、シュードラ(職人・奴隷)、ダリット(踏みつけられた者)ーーに分かれます。どのカーストに属するかは生まれで決まっており、現世で善行を積めば来世は上位カーストに、悪行を積めば来世は下位カーストに生まれ変わるとされています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。一つ一つの項目が端的にまとめられていますので、知識の幅を広げるのに最適です。365の新しい知識を得ようと思うと大変な労力ですが、本書は1冊でOKです。気になった項目については、別の本を読むなどすればさらに知識は深まるでしょう。個人的には、今まで芸術や音楽といったジャンルを学ぶ機会が全くなかったので、大変勉強になりました。引き続き読書を継続していきたいと思います。