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【Bookレビュー】今さら聞けない!政治のキホンが2時間で全部頭に入る:馬屋原吉博

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今回は「今さら聞けない! 政治のキホンが2時間で全部頭に入る」のBookレビューをしていきたいと思います。2019年11月20日、安倍首相の通算在職日数が歴代最長というニュースがありました。(ついつい、2位は誰?3位は誰?ということが気になってしまう受験時代の癖はいまだに抜けません。笑)このニュースを漠然と聞き流していましたが、そもそも政治とは何か?と問われたら、うまく答えることができないことに気がつきました。憲法改正や集団的自衛権など個別具体的な内容についてはよく報道されますが、政治・憲法・議会など「そもそも」の部分について報道されることは少ないと思います。これらを体系的に学ぶには時間がかかってしまいますので、要点だけをざっくり掴むために本書をチョイスしました。内容の難易度としては中学生でもわかるようなレベルでまとめられています。したがって社会人の方には簡単すぎる内容かもしれませんが、1時間ほどで読み終わりましたので、政治に関する基礎を広く浅く復習するのに最適です。

 

著者情報

馬屋原吉博(うまやはら・よしひろ)

中学受験専門のプロ個別指導教室SS1社会科教務主任。中学受験情報局「かしこい塾の使い方」主任相談員。大手予備校・進学塾で、大学・高校・中学受験の指導経験を積み、現在は完全1対1・常時保護者の見学可、という環境で中学受験指導に専念している。開成、灘、桜蔭、筑駒といった難関中学に、数多くの生徒を送り出す。

本の概要

本書の構成としては以下の8パートに分かれています。

  • 政治
  • 憲法
  • 国会
  • 内閣
  • 選挙
  • 裁判所
  • 地方自治
  • 社会保障

各パートの最後には中学入試に出題された問題や改題などが用意されています。その章で勉強したことを最後に確認できますので、知識のブラッシュアップに最適です。受験を控えた方は、レベルを体感する一つのきっかけになるかもしれません。今回は全8パートのうち、おすすめの3パートを抜粋したいと思います。

政治

政治とは簡単にいうと「ルールを作って、そのルールを世の中に当てはめながら、様々な問題を解決していくこと」です。そして政治を行うには役割分担が必要になります。ルールを作る=国会、ルールを世の中に当てはめる=内閣、ルールに則って問題を解決する=裁判所と分担をしており、これを三権分立といいます。

ルールには強さ(憲法→法律→政令・省令・条例・規則)があります。日本で最強のルールは「憲法」で、これを変更できるのは国民のみです。日本には2000以上の法律がありますが、憲法に違反するものは全て無効となります。

内閣

内閣の仕事は、ルールを世の中に当てはめていくことですが、三権分立でいうところの「行政」です。行政というのは範囲が広大ですので、国会がもつ立法権と裁判所がもつ司法権を除いたものを指すとされるのが一般的です。

内閣は、内閣総理大臣を中心に十数人の国務大臣で構成されます。国務大臣は文民であれば国会議員でなくてもなることができます。(*国務大臣の過半数は国会議員という縛りあり)また、内閣総理大臣がもつ強力な権利として、各大臣の任免権(任命&罷免)と衆議院の解散が挙げられます。

ちなみに、内閣総理大臣の任期に制限はありません。戦後日本の与党は自民党を中心に構成されてきたため、自民党の総裁が内閣総理大臣を歴任してきました。「内閣総理大臣に任期がないなら超長期政権も可能」と思うかもしれませんがそうはならないのです。なぜなら、自民党の総裁には任期があるからです。これを理由に辞任をしたのが、中曽根康弘や小泉純一郎です。現在、自民党総裁の任期は、1期3年3期までとなっていますので、安倍総理の自民党総裁任期は2021年の9月までです。

選挙

民主主義国家における選挙は国民が代表者を選ぶ一大イベントです。今日の日本では衆議院選挙と参議院選挙があります。

衆議院議員の任期は4年ですが、内閣総理大臣によって衆議院が解散されると、その時点で議員の資格を失い、再度選挙にて当選しなければなりません。したがって、衆議院議員が4年の任期満了を迎えるのは珍しいと言われています一方の参議院議員は任期が6年でその半数は3年ごとに選挙によって改選されます。衆議院議員のように解散などがないため、入れ替わりは緩やかなのが特徴です。

選挙の方式としては、大きくわけて「選挙区制」「比例代表制」があります。前者は1つの選挙区から1人を選出する方法ですので、大政党は票を獲得しやすく有利です。後者は政党名を投票し、政党ごとに割り振られた議席に応じて当選者を決定していきますので、小政党にも有利です。衆議院選挙も参議院選挙もこれらの方式も組み合わせて実施されています。

まとめ

本書はタイトルにもあるように、短時間で政治の基礎を学べる構成となっています。したがって、ある程度知識のある方にとっては退屈してしまう内容かもしれません。ただ、これから勉強を進めていく中学生や「政治の基礎なんて今さら恥ずかしくて聞けないよ」という私のようなビジネスマンにはおすすめできる本です。2時間でおおよその知識は学習ができ、ニュースで報道されるような政治ニュースについても理解を深めることができます。例えば、自民党総裁の任期を知っていれば、岸田さんがこの時期から出馬意欲を示しているのには何か訳があるかもしれない。と考察を深めることができます。こうして様々なニュースに興味関心を抱くと、孤立していた情報が繋がっていくのを実感することができます。これからも様々な本を通じて知識の土台を固めていきたいと思います。