資格取得サラリーマンの気まぐれblog

Kachi's Blog

配られたカードで勝負する。それが人生だ。

サラリーマンが資格取得をするメリット&デメリット

f:id:kig58od2:20200227175432j:plain

会社の看板なしでも活躍できるスキルを得たいと思い、資格取得を始めて数年が経ちました。

働きながら勉強をするのは簡単なことではありませんが、合格した時の達成感は一入です。

資格取得のために勉強をすることのメリット・デメリットが見えてきましたので、解説していきたいと思います。

この記事を書いた人
20200404185151
資格取得サラリーマン

早稲田大卒⇨東証1部上場企業の社畜営業マン。
会社の看板なしでも活躍できるスキルを得るため、資格取得を通じて効率的な勉強法を模索中。
座右の銘は「自反而縮雖千萬人吾往矣」
取得済資格 【行政書士、ビジ法2級、FP2級、AFP、ITパス】

資格取得のメリット

f:id:kig58od2:20200227180048j:plain

知識が身に付く

資格取得の勉強をすることで、その分野についての基礎知識が身につきます。

当たり前のことですが、基礎があっての応用ですので馬鹿にしてはいけません。

例えば、資産運用について勉強したいと思った時、何を勉強すべきか見当がつきますか?

私は「とりあえず、株式投資とFXかな?」と漠然と勉強を始めて見事に行き詰まりました。

初心者でもOKみたいな本を読み漁りましたが、単語の意味は理解できても、その理屈や仕組みを理解していなかったからです。

社会人になった当時は、こんな状態でした。

  • 給料明細の見方がわからない
  • 税金は消費税以外よくわからない
  • 生命保険の知識がゼロ
  • 投資といえば株式投資だと思っている

これではまずいと、一から勉強しなおそうと思って取得したのが、FP2級とAFPです。

勉強したかった分野は金融資産運用なのですが、試験の出題範囲が広いため、税金や保険、不動産や相続なども勉強することができました。

結果として、このような状態に変わりました。

  • 給料明細の見方がわかる
  • 各種税金の計算根拠がわかる
  • 生命保険は無駄が多い
  • 投資手法は目的に応じて選ぶべき

もちろんすぐに活躍できるほどの知識レベルではありません。

ただ、こうした基礎知識の有無は後々大きな差となって現れてくるのです。

スケジュール管理能力が身に付く

働きながら資格取得の勉強をするのは簡単ではありません。

定時で帰宅できたとしても、家事が待っています。

お子さんのいる家庭なら育児もあるでしょう。

独身であれば帰宅後は自由かもしれませんが、飲み会の誘いがあるかもしれません。

このように勉強よりも優先度の高いものがたくさん待ち構えているのです。

ただし、これはあくまで定時帰りできた場合です。

毎日残業しているような場合は、勉強をする難易度は何倍にも高くなります。

定時で帰ろうが、残業しようが、帰宅後にやるべき事は変わらないのですから。

こうした状況下で勉強時間を確保しようとなると、スケジュール管理を極めるしかありません。

同時に、無駄な時間を洗い出してそれを勉強時間に変換する必要が出てきます。

私の場合は、1ヶ月間に渡って行動記録をとり、削減できそうな時間を洗い出しましたが、そこまでやらなくてもOKです。
まず、絶対にやらなければならないことを書き出します。

  • 食事
  • 洗濯
  • 掃除
  • 入浴
  • 睡眠・・・etc

次に、それぞれにどのくらいの時間がかかるのか書き出します。

  • 食事:1時間/回
  • 洗濯:1時間/回
  • 掃除:30分/回
  • 入浴:30分/回
  • 睡眠:7時間/日

これを1日にあてはめてみます。

平日は通勤時間が往復で1時間30分、勤務時間が8時間とします。

そうすると、会社関係の拘束時間が9時間30分、睡眠で7時間ですので、この時点で残りは7.5時間となります。

朝食&夕食で2時間、入浴で30分とすると、残りは5時間です。

掃除&洗濯がある日はさらに1時間かかりますので、残りは4時間となります。

ざっくり計算ですが、この4時間こそが自由に使える時間です。
この4時間を勉強に当てるのか、家族サービスに当てるのか、リラックス時間に当てるのか
大変悩ましい問題だと思います。

やりたいこととやるべきことをうまくスケジューリングすることが重要です。

資格は知識の証明になる

医師や弁護士のような資格は、取得することに大きなメリットがあります。

その資格がないと仕事ができないからです。

いわゆる業務独占資格というやつですね。

業務を独占できない資格はいらないとの意見もありますが、勉強してきた成果として知識の証明にはなります。

名前だけの名刺と名前+FP2級&AFPの名刺を差し出された場合、多くの方は、後者の方が「なんかすごそう」と感じるのではないかと思います。

これは、個人のスキルや知識がどうこうでなく、単純にイメージの問題です。

また、どの程度の知識があるのかを説明する場合、「保険も税金も不動産も知識は豊富です」というよりは、「FP2級とAFPを取得できる程度の知識はあります」と言った方が、具体的で伝わりやすいです。

努力をして取得した資格ですから、胸を張って良いと私は思います。

資格取得のデメリット

f:id:kig58od2:20200227181156j:plain

お金&時間がかかる

  • 通学
  • 通信教育
  • 独学

どのパターンでも資格取得にはお金と時間がかかります。

資格によっては受験料で1万円ほどかかりますし、難関資格ともなれば必要な勉強時間が1000時間を超えるものもあります。

それだけのお金や時間を勉強に当てるという事は、何かを犠牲にしなければなりません。

家族サービスや自由時間を削ってでも勉強するという覚悟が必要です。

趣味の延長で勉強する程度であれば問題ありませんが、今後の人生を安定させるためにとりあえず資格を取ろうという場合には、これだけの時間と労力をかけてでも目指すべき資格なのか、勉強を始める前によく吟味する必要があります。

資格取得をしただけでは意味がない

例えば企業の総務部で働く方が社労士を取ったり、経理部で働く方が簿記を取るのは意味があると思います。
自身の業務と関連のある資格ですので、相乗効果も期待でき、メリットが大きいからです。
一方で、私のように営業として働いているような場合、資格を取ったからと言って何も変わりません。

当たり前ですが、資格があるからと言って売り上げはアップしないのです。

重要なのは、資格を取ったらその知識を生かして何をするかです。

営業は雑談力が命ですので、相手の興味が湧く話題をいかに盛り上げられるかが求められます。
資格取得を通じて幅広い知識を得たおかげで、取引先の実務担当者でも経営層でも臆する事なく会話を展開できています。

資格はあくまでも試験に合格する知識がある事の証明に過ぎません。

資格を持っていても実務経験を積まない限りは宝の持ち腐れになってしまいます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

社会人になると本当に勉強をしなくなります。

大学時代も勉強はほとんどしていませんでしたが、その比ではありません。

日々仕事に追われていると何を勉強したいかもわからないということが多いのです。

サラリーマンとして勤務していると、仕事に役立つ資格は数えるほどしかありません。

そして資格取得には時間もお金もかかります。

犠牲にする時間も増えます。

しかし、その過程で得た新たな知識は大変貴重だと思います。

合格通知を見ればそれまでの苦悩は吹き飛びます。

資格取得を目指して努力している方に届けば幸いです。

これらも一緒に頑張っていきましょう!

では、また!